空から降ってきた星君

 あ、あのキーホルダー、かっこいいデザイン……。

 少し遠くにあるお店に看板商品として置かれているキーホルダーを見て、ある事を思いついた。

 そうだ、あのキーホルダーを星君にプレゼントしたらこの罪悪感も薄れるかもしれない。

 やられっぱなしも嫌だし、いっそのことそうしよう!

 だけどそう決めたは良いものの、星君が私の歩幅に合わせてくれながら歩いてくれているから「待ってて。」なんて言い辛い。

 それに私が行くって言いだしたら星君もついてくることが目に見えている。

 出来ることならサプライズであげて、驚かせてみたい。

「七月?」

 さっきから話していない私に違和感を感じたのか、心配そうに私のほうを見る星君。

 その拍子で足が止まったのを私は見逃さなかった。

「星君、ちょっと待ってて!」

 私は大きな声でそう言い残し、お店のほうへと足を急がせた。



「はぁ……はぁー。」

 スピードを上げすぎたせいで息切れがするけど、いつ星君が追い付いてくるか分からないから早く清算してしまおう。

 私はキーホルダーを一つ手に取って、素早く清算を済ませる。