空から降ってきた星君

 うーんと考え込んでいると、星君が私の横から熊と猫のぬいぐるみを取った。

「七月、これ欲しいんでしょ?」

「え……あ、うん。」

 成り行きでそう頷くと、星君は「ちょっと待ってて。」と言ってどこかに行ってしまった。

 な、何をするつもりなんだろう……。

 不思議に思いながらその場に突っ立っていると、星君が帰ってきた。

「はい、七月。」

「え……?」

 星君から手渡されたのは可愛くラッピングされた袋。

 ま、まさかこれって……。

「僕からのプレゼント。」

 そう言ってウインクをした星君に申し訳なさが募った。

「星君、これさっきのぬいぐるみだよね!?自分で払ったのに、どうして……。」

 言いたいことを一気に口に出すと、星君は私の頭を撫でた。

 驚いて反射的に顔を上げると、柔らかい笑みをしている星君が視界に映った。

「僕が七月にあげたかったの。僕がしたくてしたんだから、七月は受け取ってくれるだけで良いんだよ。」

 微笑みながら言う星君。

 だけどそれは流石に悪いっていうか……。