空から降ってきた星君

「よし、じゃあ出発!」

 無駄に元気のいい星君に呆れながらも、私は大人しくついていくことにした。



「……ショッピングモール?」

 しばらく歩いて着いたのは、この街一番大きなショッピングモールだった。

「そう!七月、行きたいって言ってたでしょ?」

 ……何故そのことを知っている!?

 私は疑問を含んだ視線を星君に向けると、星君はふふんと胸を張った。

「七月のことならなんでも知ってるって言ったでしょ。七月の願いは僕が叶えてあげたいんだ。」

「……だったらこれが私の願い事でも良かったんじゃない?」

 よく考えたらこんな身近なものでも願いは願い。こんなものでも良いはずだ。

 なのに……。

「ダメ!こんな願い事、七月の心からの願いじゃないから。他に良い願いがあるはずなの!」

 凄い勢いで言い切られてしまって圧倒されてしまう。

 心からの願い事……ない気がする。

 私は一人で悲しいことを思っていたら、星君にまたもや手を引かれた。

「七月、今日はたくさん遊ぶよ!」

 あ、遊ぶって……ただ願い事を探しに来ただけだと思うんだけど。