空から降ってきた星君

 華麗な責任転嫁をして、私は反論しようと口を開く。

 けど、私の言葉よりも星君の言葉のほうが早く聞こえた。

「かっわい、七月。」

 その声が甘く囁かれるように言われたから、思わずフリーズしてしまった。

 な、何今の……星君の声だよね?

 同一人物とは到底思えそうにない声の変わりように瞬きを繰り返す。

 いつもは可愛くて元気な声色なのに……さっきのは男の人だって一瞬で分かるような低い声色だった。

「あれ?おーい、七月ー?」

「…………へっ?」

 私が急にフリーズしたから星君が手をひらひらさせて私のことを呼んでいる。

 その声はもう、いつもの星君の声だった。

「どうしたの?急に黙ったからびっくりしたけど……。」

 そうやって言う星君の瞳にはまださっきの悪戯なものが残っている。

 ぜ、絶対分かってるじゃん!

 心の中で大きく叫ぶと、私には大きな疲れが襲ってきた。



 ふぅ~、やっぱりお風呂は落ち着く。

 星君が来てからと言うもの、一人の時間が確実に減ったためお風呂の時間は一番ゆったりできる。