空から降ってきた星君

 ま、僕が来たかったってのもあるけど。

 七月は僕にとって一番大切で守りたい存在。

 そんな七月が毎年願うのは他人のこと。

 友達や親戚のことばっかりで、自分のことは願わない。

 自分のことを願ってほしいのに……僕はいつもそう思っていた。

 七月はまだ、自分の望みに気づいていない。

 なら、僕ができるのは手伝いまで。気付くのは、七月自身じゃないと意味がないから。

 流石にベランダに居すぎは良くないな……。

 中に入り、ベッドの横に座る。

 もう……。

「なんでそんなに可愛いの?」

 いつもいつも思っていることは七月には届かない。

 僕はポケットに入れてある、一つの短冊を手に取った。

 この短冊は、天界で良い成績や素行を修めた者だけに贈られる特別な短冊。

 それにこの短冊は、善行をすればするほど願いが叶いやすくなるもの。

 僕は”ある願い”の為だけに、ここまで努力してきた。

 七月の頬を軽く撫でてから頬にキスを落とす。

 今はこれくらいで我慢できるけど……いつか、我慢が限界に達しちゃうかも。

 僕は七月の可愛い寝顔を見ながら、そんなことを思っていた。