空から降ってきた星君

 恋人同士がするアレ……だよね!?

「もう七月、早く口開けて。」

 この期に及んでも催促をしてくる星君にやけくそになりながらも口を開いた。

「あ、あーん。」

 口を開けたら中にハンバーグが入ってきた。

 優しい手つきで食べさせてくれたおかげで味わうことができ、少しだけ心が温かくなった……気がする。

「意外と美味しくできてる。」

 ぽつりと呟いた言葉に星君は満足そうに微笑んだ。

「よし、七月またあーんだよ。」

「も、もういいっ!」

 流石に二回目は恥ずかしくて何とか自分で食べた。

 よくあんなこと平気でできるな……。

 そう思ったけど、星君と食べる夕食は苦でもなんでもなくてただただ楽しかった。



 お風呂も済ませ、ポカポカになった私の髪の毛を乾かしてくれているのは星君だ。

「やっぱりサラサラだねー、七月の髪は。」

「……言うほどでもないと思うんだけど。」

 そんな何気ないやり取りをした後、ふと気づいてしまった。

 これって同居、というやつなのでは!?

 自分の家に自分のことを知ってる自称妖精と一緒に暮らしている、これは絶対に同居だ!