空から降ってきた星君

 そんな私のことなんかお構いなしに感想を述べる星君。

「……星君、下ろして。」

 口を尖らせながらそう言うと星君はすんなりと下ろしてくれた。

 意外だ……と思いつつ、星君に疑問を投げてみる。

「何で急にお姫様抱っこなんか……。」

 恥ずかしくなって口ごもりながら言った私に、星君は心配そうな瞳を私に向けた。

「七月が心配なの。七月、流石にご飯食べてなさすぎ。軽いよ。」

 ……だって、食べる気にならないんだもの。

 だけど言われていることも正論で黙ってしまう。

 星君の言っていることは正しい。でも食欲がないのも事実。

 どうしようか、と悩んでいると星君がある提案をしてきた。

「七月がご飯食べないんだったら、僕が食べさせてあげる。」

 ……え、どういうこと。

 理解が追い付いていない私にさっさと椅子に座り直し「早く早く!」と催促してくる星君。

 言われるがままに座ると私のハンバーグを一口サイズに切ってこっちに持ってきた。

「はい、あーん。」

「え……。」

 あ、あーんとはまさかっ……!