空から降ってきた星君

 突然言われた言葉に言葉を詰まらせる。

 料理を準備したは良いものの、私は全く手を付けていない。

 そのせいで、星君に心配をかけてしまっている。

「た、食べるよ。」

 最近、夕食は食べれていないから食べる気にはならなかったけど星君に心配をかけたらダメだ。

 そうやって無理した笑顔を作って言ったけど、星君は真剣な表情で言った。

「隠したらダメだよ、七月。」

 ……あぁ、そうだ。この人は私のことを怖いくらいに熟知している人だった。

「隠してない。」

「嘘。」

 しらばっくれようにもすぐに嘘だと見破られる。

 ――この人には嘘が通用しない。

 そう悟った瞬間だった。

「最近ご飯食べれてないでしょ。」

「……た、多少は食べてるし。」

 小さく反論すると突然星君がこっちに来た。

「七月、立って。」

 ……何を考えているのだろう。

 不審に思いながらも椅子から立つと、その瞬間急に体がふわっと浮いた。

「……へっ?」

「ほら、軽すぎ。もっと食べないとだめだよ。」

 私のことをいわゆるお姫様抱っこという形で抱き上げた星君に瞬きが止まらない。