空から降ってきた星君

 そんなわけないよね、うんうん……。

 私はそう考えるようにし、邪念を振り払うように頭を左右に振った。



「星君、できたよ。」

 部屋に星君を呼びに行って中を覗く。

「早いね、作るの。」

 星君にそう言われ、「そうかな?」と返しダイニングに連れて行く。

「うわぁ!美味しそう!」

 星君は私の料理を見た途端、ぱあっと顔を輝かせた。

 そんなに期待されてもなぁ……。

「味は多分大丈夫だと思うけど。」

 補足をしっかりと入れておいて、二人揃って席に着く。

「いただきます!」

 目の前に座った星君は輝かせた顔のまま、手を合わせて食べ始めた。

 人に料理なんて振る舞ったことなんてないから緊張する。

 食べられないことはないだろうけど、ちょっと心配。

 だけど、そんな私の心配と不安は杞憂に終わり……。

「七月、美味しい!」

「そ、そう?良かった。」

 笑顔を浮かべ、そう言い切ってくれた星君にほっと息を吐く。

 はぁ……ひとまずはこれで良いか。

「七月、食べないの?」

「……っえ。」