空から降ってきた星君

 ……羨ましい。

 十三なのにそんなに背があるとか……羨ましすぎる。

 私なんて去年全然身長伸びなかったのに。

 どうしよう、願い事身長くださいじゃダメかな。

「あ、言っておくけど、身長高くしてとかはダメだからね。」

 う……言う前に釘を刺されてしまった。

 こうなれば、本当に見つけるしかないのかなぁ。

 うーんと項垂れている私を見て、星君はクスっと笑う。

「ふふっ、七月は身長そのままでいいんだよ。女の子は低いほうが可愛いんだから。」

 そうフォローされたが、全国平均より低い背の私はただただ落ち込むしかなかった。

 うー、とりあえず身長は欲しいっ!

 そう願っても、何にも起きず私はため息を吐くことしかできなかった。



 家に帰ってきてまずは宿題をはじめにする。

 着替え終わった後、宿題する準備をしていると星君にこう言われた。

「どう?願い事見つかりそう?」

「アドバイスはもらったけど、願い事なんてやっぱり思いつかない。」

 きっぱりと言うと星君は「ほんと七月って不思議だよね。」と言われてしまった。