空から降ってきた星君

 覚えてたのか……まぁ、仕方ない。

「分かりましたよ。手配しとくのでさっさと終わらせてね、神様。」

 僕はそう言って手配するために、神様の部屋から出た。

 チョコバナナクレープの発注、もっと増やしとこうかな。

 はぁ、と深いため息を吐いて廊下を歩く。

 神様が言ってる言い分も理解はできる。

 だけど神様は七月ちゃんの悲しい記憶を掘り返すだけだって気付いているから、あえていかなかったのかもしれない。

「面倒臭い神様だなぁ……。」

 こんなこと神様に聞かれでもしたらどつかれそうだから、神様の前では言わないけどやっぱりそう思ってしまう。

 親バカで面倒で……あんな神様見たことない。

 あの神様は初対面から神様らしくないと思っていたけど、ここまでとは思わなかった。

「お疲れだな、彗。」

 突然背後でそう言われ、ゆっくりと振り返る。

 そこには人間界帰りの流星がいた。

「まぁね。神様のお世話も大変だよ。」

「でもそれだけ認められてるってことだと思うけど。良いことなんじゃない?」