空から降ってきた星君

 親友、か。

 その響きは素敵だけど、出来るなら恋人に昇格したい。

 そんな到底叶いそうもない願いをふっと考える。

 だけど普通の友達よりはよっぽど良い。

 ……それにここまで好きな人に心配されるなんて、私もまだまだね。

 はぁ、こんなのいつまでも思ってたらダメよね。

「七月のくせにたまには良いこと言うじゃない。」

「た、たまにはって……酷いけど凛眞が元に戻ってよかった。」

 自分のことのように安心している七月にふっと頬を緩ませる。

 ……可愛すぎ。

 あぁ、もう私男になりたい。

 どうしよう、今からでも短冊に”男になりたい”って書こうかな。

「あ、もしかして彼氏できないから落ち込んでたの?大丈夫、凛眞可愛いし彼氏すぐできるよ!」

 ふと思い出したように七月がそう言って笑う。

 あー、そういえば七月には『”彼氏をください。”って書いた。』って言ったんだっけ。

 そんなこと私が本当に書くはずないじゃない。

 あれは咄嗟に出てきたその場しのぎの嘘。

 私の本当の願い事はちゃんと別にあるんだから。