空から降ってきた星君

「言っとくけど私の本命は七月だから!絶対に奪おうだなんて思わないでよね!」

「それ、凛眞ちゃんが言えるセリフじゃない気がするんだけど……。」

「そんなのはどうでもいいのよ!」

 半ばやけくそ気味の凛眞ちゃんに苦笑いを返しながら、ある事を思い出した。

「そういえば、そろそろ俺のこと名前で呼んでくれない?」

「何でよ。」

 そんな食い気味に疑問に思わなくても。

 でも否定されるよりはましだと思いながら、自分の気持ちを言った。

「なんか他人行儀みたいな感じであんまり好きじゃないんだよね。だからお願い?」

「嫌なんだけど。」

 えー……可愛くお願いしたのに断られちゃった。

 思わず頬を膨らませると凛眞ちゃんから「キモイ。」と一喝。

 ……やっぱり扱い酷すぎない?

 はぁ……と心の中で落ち込んでいると、小さな声だけど確かに聞こえた。

「……流星君。」

 !?

 驚いてばっと凛眞ちゃんを見ると、いつもの冷酷な顔のまんまの凛眞ちゃんがいた。

「はい、これで良いでしょ。」