空から降ってきた星君

「自分で見つけられない願いだから、星君が来たんじゃないの?」

 ……そう、なのかな。

 自分で見つけられない願い事って、あるんだろうか。

 だけど今は凛眞の言葉に頷くしかなかった。

 心のどこかで妙に納得している自分がいたから。

「星君に甘えとけば良いんじゃない?」

「え、何で。」

 どっからそんな話になったんだ、凛眞よ。

 冷静にツッコむも、凛眞は「言葉通りの意味。」としか言ってくれなかった。

 凛眞、言ってることはよくわからないけどなんとなくは理解した。

 私は凛眞に一応「ありがと。」ときちんとお礼を言って教室へと戻った。



 ……今、急だけど私はこの状況から逃げ出したい。

「七月、もしかして校門に立ってるのって……。」

 凛眞が恐る恐る声を掛けてくれるけど、それどころじゃない。

「七月ー、いないのー?」

 そんな声が遠くから聞こえるが、私は無視を決め込む。

「凛眞、裏門から帰ろ。」

 少々焦り気味で言った私に凛眞は「分かった……。」とぎこちない返事を返して凛眞を引っ張ってここから離れようとした、が。