か、覚悟……とは?

 星君の言ってることの意味が分からずに瞬きを繰り返していると、突然キスをされた。

 ……っ!?

 な、何で突然キスなんか……っ!

「……ふふっ、今日はこれくらいで我慢してあげる……そのうち我慢できなくなっちゃうかも。」

 私の頭を撫でて愛おしそうに見つめてくる星君に、もう私は再起不能状態。

 我慢、それが何を意味しているのかは分からないけれど……危険なことだけは分かったかもしれない。

「急には心臓に悪いっ……!」

 小さく呟いたはずの言葉は何故か聞こえてたらしく、星君がその言葉に反応する。

「急じゃなかったら良いの?」

 その時、自分が失言してしまったことに今更ながら気付いた。

「そ、そういう問題じゃない!」

 私は大きな声で反論して、準備をするために星君を部屋の外に連れて行く。

 さ、流石に恥ずかしすぎる……っ!

 そう思いながら星君を外に出そうとすると、星君から耳を疑うような言葉が聞こえてきた。

「あ、言い忘れてたけど僕も今日から七月と一緒の学校に通うからね。」