空から降ってきた星君

 まぁ、そりゃあ七月狙ってるんならそのくらいの待遇は当たり前でしょ。

 むしろこれだけで済んでると感謝してほしいくらい。

 ……本当は今すぐにでも天界へと強制送還させてあげたいんだけどね。

 流星は僕の気持ちを察したのか、渋々と言った様子で口を開いた。

「神様から頼まれたんだけど、『星は明日から人間として七月と同じ学校に通ってもらう。手続きはこっちで済ませてるし、人間として生きていることに書き換えたから問題ない。安心して七月を守れ。』ってさ。」

 ……そっか、じゃあもう安心していいんだね。

「ありがとね流星。じゃ、もう帰っても良いよ。どうせ説教が待ってるだろうけど。」

「うっ、妙に心にグサッとくる……。」

 心臓の辺りを押さえながら唸る流星に無言の圧をかける。

 用が済んだらさっさと帰ったほうが良いんじゃない?後がどうせ怖いけど。

 それに僕は早く七月のそばにいたい。

 視線でそう伝えると、流星は諦めたように息を吐いた。

「分かった、今日は帰る。だけどまた隙を見ていつか来るからな。せいぜい油断しておくんだな。」