空から降ってきた星君

 ほんと、七月の鈍感は天然記念物レベルだと思う。

 目の前の人物もとい流星ははぁ……とため息を吐いた。

「七月ちゃんが星のになったから、俺もう付け入る隙ないんじゃない?……諦める気なんて毛頭ないけどさ。」

「その諦めの悪さ、どうにかしたほうが良いんじゃない?」

 流星はまだ諦めていないのか、ニヤッと口角を上げてみせた。

 往生際が悪いというか、なんというか……。

 呆れてため息を吐こうとした時、流星が思い出したように言い出した。

「そういえば、俺伝言頼まれてたんだった。」

「誰宛て?」

 そう聞いた僕に流星はニヤッと笑ったまま、僕を指さした。

「お前に、だよ。」

 僕に……?

「ふーん。流星って結構伝言とか頼まれやすいの?あ、パシリってことか。」

「星、俺に対して当たり強くない?」

 思ったままのことを伝えると流星はショックを受けたような顔になった。

 そんな泣き顔されても、七月以外どうでもいいからほっとく。

「流星、さっさとその伝言教えてくれない?」

「……やっぱ当たり強くね?」