空から降ってきた星君

 ……っ、もう、どこまで可愛ければ気が済むんだろう。

 僕は七月を包むように強い力で抱きしめた。

 彗が僕を人間にしたのはそう言うことだったのか……と妙に納得する。

 七月の願いにさりげなく”ずっと”って書かれたんだろうし、そうするしかなかったんだと思う。

 これまで僕は七月と離れる恐怖と不安でいっぱいだった。

 だけど、そんなのはもう気にしなくてよくなる。

「七月。」

 愛しい彼女の名前を呼んで、改めて告げる。

「僕と、付き合ってくれますか?」

 まるでプロポーズをするみたいな言い方だけど、僕にとってそれは些細な問題でしかない。

 ……いつか、本物のプロポーズをするんだから。

 七月はゆっくりと顔を上げて、今までで一番いい笑顔で答えてくれた。

「……っ、はいっ!」

 ……僕、こんなに幸せになっていいのかな。

 後が怖いかも、なんて思いながら七月を見つめる。

「ねぇ七月?」

「?」

 七月は「どうしたの?」なんて可愛く聞いてくる。

 ……僕、もう今日は我慢できないかも。