空から降ってきた星君

 七月の願い事が気になるけど、今は叶えるのが先。

 まさかここで叶えてくれるとは思ってなかったけど、今日だけは彗に感謝しよう。

 そう思っていると、彗から「もういいよー!」なんて言われた。

 何かが変わってるとは思うけど、何が変わっているんだろう……?

 ゆっくりと瞼を開けると、そこには特に変わったことはなかった。

 強いて言えば、僕の光が完全になくなったことだけど。

 彗に説明を求めようとしたけど、彗はふふっと笑みを零した。

「星、君は今から星の妖精じゃない、人間界に生きる人間だよ。ま、詳しいことは七月ちゃんの願いを聞いたら分かるんじゃない?」

 そう言い残し、シュッとその場から消えてしまった。

 さっきの彗の説明、いろいろと問い詰めたいことはあるけど一番は……。

「七月、一体何を願ったの?」

 僕を人間にしなきゃいけないほどの願いだったのかな?と考え、七月に尋ねる。

 七月は頬を真っ赤に染めて、一瞬口ごもったけど教えてくれた。

「えっと……”好きな人にずっと愛されますように”って願ったの……。」