空から降ってきた星君

「あ、ちょっと星!今七月ちゃんと親交を深めてたんだから邪魔しないでよ!」

「それを僕の前でするとはいい度胸してるね。」

「あー、独占欲丸出し。ほんと昔から変わんないよね、七月ちゃんにご執心なの。」

「変わるわけないじゃん。七月は僕の中の全てなんだから。」

「うわぁ、愛が重たーい。」

 棒読みで返してくる彗をとりあえず放っておいて、赤くなっている七月に視線を移す。

 ……もうほんと、可愛すぎ。

 僕の言葉だけでこんなに赤くなってくれるなんて……可愛い以外の何物でもない。

「あー、イチャイチャ途中で悪いけど、そろそろ願い事聞かせてもらわなくちゃ。」

 思い出したように突然言った彗には悪意しか感じない。

 だけどそのこともしないといけないのも事実。

 だから僕は七月に優しく聞く。

「七月、願い事決まった?」

 今日の朝は「分からない。」だったから見つかってない可能性のほうが高い。

 でも七月は静かに首を縦に振った。

「おっ、じゃあ教えてくれるかな?君の願い事をさ。」