空から降ってきた星君

 まぁ、叶えられても叶えられなくても同じ行き先の可能性だってあるけど。

 でも、後は七月次第なんだよね。

 その時、目の前がピカッと一瞬光った。

 ……やっと来た。

 徐々に暗く戻っていって、目の前に一人の人物が現れる。

「……っと、人間界なんて初めて降りたけど、なかなかいい場所じゃん。」

「……遅いよ、彗。」

 そこには僕の腐れ縁の彗が立っていた。

「まさか、神様今も不在?」

「……まぁ、そうだね。」

 曖昧に微笑み返してきた彗。

 神様、何やってんだろう?用事まだ終わんないのかな?

 でもそれは今大事じゃない。大事なのは……。

「さぁて、君が七月ちゃんだね。初めまして、僕は星と腐れ縁の親友、天雲彗です!よろしくね!」

「へっ、あ、えっと……瀬川七月です……。」

「七月、親友じゃなくて悪友だから。コイツとは。あと彗、七月に触らないで。」

 彗から七月を離すこと。

 嬉しそうに七月の手を取っている彗から七月を奪って、僕のほうに引き寄せる。