空から降ってきた星君

「七月、嘘じゃないよね?夢じゃないよね?」

「う、嘘な訳ない……っ!」

 僕の言葉に必死になって答えてくれる七月に、愛おしさがこみ上げる。

 本当に、本当なんだ……。

「あぁもう、七月可愛すぎ。可愛い可愛い、僕だけの七月。」

「!?ほ、星君……!?」

 急な言葉の連発に七月が瞬きを繰り返す。

 そんな姿を見てまたも愛おしさが溢れてくる。

 七月と気持ちが同じになるなんて、通じるなんて夢みたい。

 ……七月はもう、僕のもの。

 だけど夢見心地の幸せ気分に浸っていると、突然僕の体が淡く光りだした。

 ……まさか、そんなわけないよね。

 一つのある可能性を打ち消して否定する。

 でも消したのにもう一回浮上してくる可能性。

「な、何で星君が光って……っ!?」

 七月は状況が飲み込めておらず、あたふたと慌てている。

 そっか、七月は知らないんだよね。僕が言ってないから。

 今日は七夕。つまりタイムリミットの日。

 七月の願いを叶えられるか、叶えられないかで僕の行き先が決まる。