空から降ってきた星君

「七月、何があったの?」

 七月を見つめたまま口を開いて尋ねると、七月はゆっくりと口を開いてくれた。

 小さな声だけどしっかりと僕に聞こえる声で教えてくれた。

「星君にまた、迷惑かけちゃったし……これ以上星君といたら、星君のこともっと好きになっちゃうから……っ!」

 ……え?

 今七月、なんて言った?

 時が止まったような錯覚に陥って混乱する僕を置いて、七月は言葉を続ける。

「星君のこと好きだからっ、だから困らせたくなかったから……っ!」

 顔を真っ赤にして半ばやけくそになっている七月。

 まさか、好きって……。

 僕は七月の言葉の意味を理解するのに、少し時間がかかった。

「七月、僕のこと……好きなの?友達としてじゃなくて……。」

 七月は鈍感だから、友達としての好きなのかもしれない。

 だけどそんな僕の考えはあっさりと切られた。

「違う……私は、星君のことが……ひ、一人の男の人として好きなの!」

 っ……こんなに幸せなことって、ない。

 僕は思わず、七月を抱きしめる力を強めた。