空から降ってきた星君

 もしかしてお祭り会場の外……?

 七月は騒がしいところを好まない。なら静かなところに行くと考えるのが妥当。

 だけどどこに……?

 七月が行きそうな静かな場所をいくつか挙げてみる。

 その中で、可能性が大きい場所が一つ思いついた。

「あの公園なら……。」

 ここから少し離れたところにある公園。あの公園は七月のお気に入りの場所であり、僕と七月が出会った場所でもある。

 そうと決まればすぐに行動に移し公園に向かう。

 七月、どうかいて……!

 そんな願いを強く祈りながら、紫に染まりだした世界を走った。



 公園の近くまで来て、はぁと息を整える。

 結構全力疾走したから体力を持ってかれたかも……。

 そう思うけど七月の為ならこれくらいなんとも思わない。

 公園の入り口に入ってきょろきょろと辺りを見渡す。

 ……っ、いた……!

 公園の隅にポツンと置いてあるベンチに七月が腰かけているのが見えた。

 何かを考えているような暗い表情をしている七月に近づく。

 僕に気付いていないのか、ずっと俯いている七月に声を掛ける。