空から降ってきた星君

「そっか、良かった。だけど、流星の話には耳を傾けなくていいからね。」

 りゅ、流星さん、結構扱い不遇……。

 星君の言葉にとげがあるように聞こえて、そう思ったのは言うまでもない。



「やっぱり夕方は人が多い……。」

 夕方になってもう一度お祭り会場に二人で足を運ぶ。

 午前中より明らかににぎわっていて、混雑しているところもちらほら見えた。

「そうだね……そうだ七月、こうしよ?」

 お祭り会場に入る前、そう言われて手をぎゅっと握られた。

「手……握って……っ!?」

 突然のことに驚いて固まっていると、何が面白いのか星君がふっと微笑んだ。

「あはは、やっぱり七月の反応、可愛い。」

「か、かわっ……!?」

 可愛い、という単語にビクッと肩を震わせる。

 これまでの可愛いとか好きにはこんなに過剰な反応はしなかった。

 だから今一番私自身が驚いている。

 何でか少し考えてみるけれど、やっぱり一つしか思い浮かばなかった。

 こ、これも恋のせい……?

 そう考えてしまうのが妥当だし、一番納得がいく。