空から降ってきた星君

「だ、大丈夫、だよ?」

 凄い焦りようで私に聞いてくる星君に、タジタジになりながらも答える。

 ち、近い……。

 星君の抱き着くのは癖だと割り切っているつもりなんだけど……慣れるわけがない。

 私の返答にほっと安堵した星君だったけど、すぐに別のことを聞いてきた。

「ねぇ……僕が気絶してた時とさっき、何を話してたの?」

 っ……やっぱりそうなるよね……。

 星君には「願い事が見つかってない。」って言ってるのに、願い事の話をしたらややこしくなるのは分かり切っている。

 それにそのことを話すと、芋づる式に私の願い事も言わなくちゃいけなくなる。

 だけど「言えない。」なんて言えるはずがない。

 ……なら。

「流星さんから願い事を見つけるコツを教えてもらったんだ。さっきのは願い事が見つかるといいねって言ってくれただけで……。」

 嘘だとバレないように、あたかも本当だというのにはっきりとした口調で言う。

 どうか変なところに勘づきませんように……。

 祈るようにそう思っていると、その願いが届いたのか星君はすぐに微笑んだ。