空から降ってきた星君

 てへっと言って微笑んだ流星さんに一抹の恐怖を覚える。

 りゅ、流星さんってこんなキャラだったっけ……?

 驚いて瞬きを繰り返している私に、流星さんはお構いなしにこんな言葉を投げてきた。

「その様子じゃ、願い事見つかったみたいだね。」

「っ……まぁ……。」

 まさかそんなことを言われるとは思わず、曖昧に返す。

 流星さんは私の答えを肯定ととったのか、微笑みを浮かべたまま続けた。

「良かったじゃん。今回の願い事は自分自身のことなんでしょ?」

 自分自身のこと……言われてみればそうかもしれない。

 星君に愛されたい、愛してほしい……それは私の願い事。

 私の……望み。

「七月ちゃんが毎年他の人のことばっかり願ってるから、今年もどうなるかと思ったけど……やっぱり星が動いて正解だったみたいだね。」

 流星さんは全てを見通すような、感慨深げに深く頷く。

 私は何も言えず、きゅっと唇を引き結んだ。

 ……流星さん、抜かりない人かもしれない。

 ふとそう思い、流星さんを見つめる。