空から降ってきた星君

 星君は私が準備するまで外で待っててくれてるらしいから早く行かないと。

 ガチャっと玄関のドアを開けて外に出る。

 その瞬間私の視界に映った星君の姿。

 ……なんか、星君の回りにキラキラと何かが飛んで見えるのは気のせい?

 いつもの星君のはずなのに、妙に星君がかっこよく見えて仕方ない。

 これも恋したせいなのかな……?

「星君、待たせてごめん。」

 そう言いながら星君に近づくと、いつもの満面の笑みで首を横に振った。

「大丈夫。七月は準備早いし、もうちょっとゆっくりしても良かったのに。」

「……ううん、星君をこの暑い中待たせるわけにはいかないから。」

 あ、あれ……?

 星君の言葉に何故か心がきゅっと締め付けられる感覚になった。

 私は準備が早いって、どうしてそんなことがいえるんだろう……?

 まるで他の人と比べられたみたいになって、無性に悲しくなる。

 星君、他の人のことも見てるのかな……。

 それに遠回しに拒絶されたみたいに感じてしまって、悲しさがかさを増す。