空から降ってきた星君

「七月、今日は街見て歩かない?」

「街?」

 意味が分からずに「何で?」と聞き返すと星君が頬を緩めた。

「毎年この街では七夕を模したお祭りが七夕の日に開催されるんだよね。その様子をちょっと見てみたくって。」

 お祭り……?

 あからさまにその言葉に反応する私。

 実はお祭りって一度も言ったことがないんだよね。

 私は少し興味が出てきて「行く!」と即答した。

 星君はまさか私が了承するとは思っていなかったらしく、一瞬きょとんとしてからすぐに笑顔になった。

「うん!行こっか!」

 星君の元気のいい返事を聞いてから、私は急いで準備を始めた。



「よし、これで良いかな。」

 一通り準備を終えて最終確認をする。

 服は動きやすいようにラフっぽい感じの服を選んだ。

 星君のセレクトはあんまり来たくないし……。

 この前のお出かけで恥ずかしかった思い出を思い出し、首を左右に振る。

 何を思い出してるの!?私おかしくなった!?

 自分でも何をそんなに焦っているのか分からずに速足で家を出る。