空から降ってきた星君

『っう、何で、何でお母さんが……。』

 数日の入院を経てから、久しぶりに家に戻ってきた私。

 早々に自分の部屋にこもって、丸まるようにして座っていた。

 お父さんとも会ったけど、お父さんは私を責めなかった。

 それどころか、『お前が無事で良かった……。』と言ってくれた。

 責められるつもりで、私はいたのに……。

 お父さんはお母さんのことを溺愛していて、子供の私でもそれは分かっていた。

 なのになのに、私が壊してしまった。

 あの後、落ち着いてから事故のことについて教えてもらった。

 お母さんを撥ねたトラックは居眠り運転をしていたらしく、信号無視をして横断歩道に入ってきた。

 そこで歩いていた私を庇うようにお母さんが私のことを押した。

 その話を聞いてどうしようもなく胸が苦しくなった。

 私のせいでお母さんが……私がお花を取りに行こうとだなんてしたから……。

 七月ちゃんのせいじゃない、と言われても私のせいでこうなったのには変わりない。

 例え事故だとしても引き金になったのは私の行動なんだから。