空から降ってきた星君

 そこまで考えてピタッと動きを止める。

 ……って、これじゃあまるで……。

 ――私が星君のこと、本当に好きみたいじゃん。

 いや、そんなはずない……と言い聞かせてみるも気付いてしまった気持ちを恋未経験の私がどうにかするなんて無理な話だった。

 まさか私が恋をするなんて……。

 凛眞や他の友達の恋バナを聞くことはあるけど、いつも聞き専だったから余計にそう思ってしまう。

 好きって、こういうことなのかな……?

 星君のことを呼んで、今すぐ抱きしめてもらいたい。そんな気持ちが。

 でも人を好きになれても、愛せる自信なんて私にはない。

 恋愛初心者で右も左も分からないから、という理由もあるけど……もう一つ大きな理由がある。

 ……今なら、良いよね?

 この前は無理やり思い出そうとして星君に迷惑をかけちゃったから結局分からず終いだったけど、今は誰もいないから安心して思い出すことができる。

 本当はあんなこと、思い出したくないんだけど。

 私はふっとそう思ってから、自分の過去を確認するために目を瞑った。