空から降ってきた星君

「というか、何で凛眞がそのことを知ってるの?」

 もしや、と思った私に聞こえてきたのは予想通りの言葉だった。

「流星君に教えてもらったのよ。」

 うん、だと思ったよ。

 私はドヤ顔でそう言い放った凛眞にぎこちない苦笑いを返す。

 いつもはもっと、笑えてるはずなのになぁ……。

 どうしてそうなったのか理由を考えこんでいたら、突然凛眞から意味深な言葉が。

「そろそろ気付かなきゃ、鈍感通り越して馬鹿になるわよ。」

「ば、馬鹿!?」

 なんで理由もなく馬鹿って呼ばれなきゃならないの!?……いや、理由はあるかもしれないけど。

 驚いてその言葉を繰り返した私に、凛眞はお構いなしに続ける。

「今日は時間がたくさんあるんだから、その間に考えておくことね。」

 時間……確かに今日は午前授業で午後からはゆっくりできるけど、その間に考えるってどういうことなんだろう。

 疑問に思っている私を置いて、いつの間にか凛眞は自分の席に戻っていた。

「これで七月が自分の気持ちに気付いたらいいけど。」