空から降ってきた星君

「それで、星が呼ばれた理由は天界の見回りをしてほしいから!だから後は頼んだよ!」

 彗は僕に投げつけるように言い残してから部屋のドアを閉めて出て行ってしまった。

 見回りって……それ、僕じゃなきゃダメなのかな?

 そんな疑問が脳裏をよぎって、隣の流星に言葉を求める。

「どうしたらいいと思う?」

 思ったことをそのまま言うと、流星は少し考えこんだ後、何かを思いついたように驚いた表情になった。

「ま、見回りしてきたら良いんじゃない?」

 まさか、流星まで促してくるとは思わなかった……。

 僕は流星に落胆しながら、ドアに手をかける。

「星も存外、鈍感だな。」

 僕は流星のその言葉を聞く前に、外に出てしまった。



 見回りって言ってもただ見て回るだけだからあまり面白みがない。

 はぁ、こんなこと任されるんだったら七月を取るんだった。

 だけど神様からの命令を無視すると後が怖いからやめておいた。

「それにしても、相変わらずだなぁ。」

 見慣れ過ぎた天界のいつもの景色に自然と頬が緩む。