空から降ってきた星君

 ほんと、どこまで人の心読むのやら。

 僕はそっとぼやきながら、七月のことを考えた。

 今日は土曜日で学校は午前中授業。

 多分神様からの用件は早々に終わるものじゃないから、七月の下校が心配。

 登校は人通りが多い時間で出ているから送ってはないけど……というか七月に拒否されたんだけど。

 心配だから、と言ってみても「ダメ!迎えに来るのは百歩譲って許すけど、送りはダメ。送る、なんて今度言ったら星君のこと無視するから!」と言われてしまった。

 七月に無視されたら生きていけない僕は、その条件を渋々飲み毎日ハラハラしている。

 七月、今頃何やってんだろう。

 毎日のように思っているそれはもう習慣化していた。

 あー、七月のことぎゅってしたい……。

 神様の用件そっちのけで考え込んでいた僕には、流星の声が全く聞こえていなかった。

「神様も、もどかしいことするな。」



 天界に降り立った僕たちがまず最初に向かうのは、神様が住んでいる神殿。

 とりあえず挨拶だけでもしとけ、と流星に言われてしまって流れで向かう。