空から降ってきた星君

 ドアからひょっこりと顔を出したのはつい最近会ったばかりの流星さんだった。

「いや~、なんとなく来ちゃった。」

 てへっと言いながらそんなことを言ってくる流星さんにため息が零れる。

 なんとなくで女の子の家に来ないでほしい……。

 それに今の状況がカオスすぎてもう頭がパンクする……。

 私が完全にお手上げモードになった時に、流星さんが私を挟んでいる二人を見た。

 その表情と言ったら……面白そうだという顔をしている。

 この人もダメだった……!

 ……もう私はどうしたらいいのでしょう?

 心の中で諦めながら思っていると、やっとというか流星さんが止めに入ってくれた。

「なんか面白そうなことになってるけど、とりあえず七月ちゃん離してあげたら?流石に可哀想だよ?」

 にやけながら言ってきたのがちょっとだけ癪だったけど、この際もうそれはどうでもいい。

 流星さんに目で感謝を送る。

 ありがとうございます、と。

 ちょっとしてからそれに気付いた流星さんがパチッとウインクを返してくれた。