空から降ってきた星君

 な、なんでドキッて……!

 ただそれだけなのに、何故か胸の高鳴りは収まる気配がない。

「七月は悪くないんだよ?だから自分を……責めないであげて?」

 ……あぁ、本当にこの人はどこまで分かってるんだろう。

 私でさえさっき気付いたことをサラッと言ってしまう星君に、驚きなんて隠せるはずがない。

「七月はもっと、自分を大事にしなくちゃ。」

 そう言われた言葉は私の心に深く響いた。

「な、何でそんなに分かって……!」

 涙ぐみながら訴えると星君はいつもの元気で無邪気な声色でこう言った。

「七月が好きだから。」

「~~っ、いっつもそればっかり!」

 私は星君からガバッと離れて抗議する。

 流石に分かってることを何回も言わないでもらいたい。恥ずかしくなるから。

 私の言葉に星君は一瞬だけきょとんとしたけど、すぐに不敵な笑みを浮かべた。

「ふふっ、僕は何回でも伝えるつもりだけど?七月が好きで好きでたまらないんだからね。」

 当たり前、とでも言いたげな顔に恥ずかしさがまた沸き上がる。