時間がかかりすぎている…と不安になって、様子を見に行こうかとリリーと話していたところで、熟れたリンゴのように顔を真っ赤に染めた二人が、ぎこちなく手をつないで戻って来た。
「ステーシアさん、いろいろありがとう。卒業パーティーは僕がマーガレットさんをエスコートすることになったよ」
はにかむ笑顔を見せるルシードが何ともまぶしい。
「おめでとう!」
目頭が熱くなって、そう言うのが精いっぱいだった。
寄宿舎に戻ると、ルシードに何て言われたのか、それにどう答えたのかと詰め寄るわたしたちに、戸惑いと嬉しさが入り混じった顔を赤く染めたままのマーガレットが、ポツポツと話してくれた。
マーガレットは、ルシードからプレゼントされた布を胸に抱えたままだ。
「最後の思い出に卒業パーティーでエスコートさせてくださいって言われてね、もちろん最初は断ったのよ?わたしドレスも用意してないし、皆さんのドレスアップが終わったら実家に帰る手配もしているからって。そしたらね、もうドレスは用意してあるからって言われて…」
ここまで聞いて、わたしとリリーは「どっひゃ~っ!」と言って倒れた。
断られたらどうしようとかモジモジしてたわりに、ドレスをしっかり用意しているだなんて、エスコートする気満々じゃないの!
なんだか胸がキュンキュンして死にそうだわ。
リリーは
「それで?それから?マーガレットもルシードのこと、前からいいと思っていたの?」
と尚もマーガレットに食いついている。
きっとまた、小説のネタにする気なのね。
そんなリリーのことも、照れながら肯定するマーガレットも、大好きだ。
「ステーシアさん、いろいろありがとう。卒業パーティーは僕がマーガレットさんをエスコートすることになったよ」
はにかむ笑顔を見せるルシードが何ともまぶしい。
「おめでとう!」
目頭が熱くなって、そう言うのが精いっぱいだった。
寄宿舎に戻ると、ルシードに何て言われたのか、それにどう答えたのかと詰め寄るわたしたちに、戸惑いと嬉しさが入り混じった顔を赤く染めたままのマーガレットが、ポツポツと話してくれた。
マーガレットは、ルシードからプレゼントされた布を胸に抱えたままだ。
「最後の思い出に卒業パーティーでエスコートさせてくださいって言われてね、もちろん最初は断ったのよ?わたしドレスも用意してないし、皆さんのドレスアップが終わったら実家に帰る手配もしているからって。そしたらね、もうドレスは用意してあるからって言われて…」
ここまで聞いて、わたしとリリーは「どっひゃ~っ!」と言って倒れた。
断られたらどうしようとかモジモジしてたわりに、ドレスをしっかり用意しているだなんて、エスコートする気満々じゃないの!
なんだか胸がキュンキュンして死にそうだわ。
リリーは
「それで?それから?マーガレットもルシードのこと、前からいいと思っていたの?」
と尚もマーガレットに食いついている。
きっとまた、小説のネタにする気なのね。
そんなリリーのことも、照れながら肯定するマーガレットも、大好きだ。



