幼馴染くんの好きな人は私でした。




…嬉しい。




―――恋として好き、っていう気持ちが無いのに、なんでもかんでも嬉しいって感じることはないよ




な、なんで今出てくる!




確かに嬉しいって思ったけど!でも、日比人じゃない友達がここにいたってそう感じたはずだし。




そうだよね、陽葵!?





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「―――あ、忘れてた」




「たまには」と昔見つけた家までの近道を歩いていた途中、懐かしい景色の中で立ち止まった。




公園とはいえないような、何も無いその場所には凛とした花が咲いている。なんだか、見覚えのあるような形と色をした花だった。




「これ、あげる」



「なになに?」




日比人が何かを包んでいる手を出してから、私もその下に手のひらを上にして伸ばす。




シャラ…と音がして私の手に落ちた。




「わ…かわいい!」




ちょうど真上にある太陽を受けてもっとピカピカ輝く橙色のピアス。今さっき見ていた花と同じだった。




…え、え、あれ?