幼馴染くんの好きな人は私でした。




当然、日比人のことを一番に相談したのは彼女だった。




同じ学校にはいたもののクラスが多くて日比人と話したことは無いらしいけれど。



「恋人いないひまに言うこと?」



「ひまは理想が高すぎるんだよ」




超ハイスペックな恋人を求める彼女に認められる人は当然少ない。




どれだけ告白されて恋人という存在が数多くいたって、すぐに嫌になって振るのはひまなのに。




「ひまわり」という名前を失敗したとお母さんから言われるほど、向日葵のようなあたたかいイメージとはかけ離れている。



本人も「バラ」が良かったなんてよく言っていたり。




「要は花が幼馴染くんをどう思ってるのか、わかればいいわけだ?」




「そう!…幼馴染以外の気持ちがあるのか、とか」




教えてあげる代わりに、と手が伸びてフォークに刺されたまんまるの苺。




若干涙目になりながらも、ケーキの上の苺くらい良いことを聞けるならいいか、なんて椅子に座り直した。