それから数ヶ月後あの日言った通り私達は夏の夜、お風呂上がりに互いの部屋の縁側で私の切った西瓜を食べながら、良平さんの買ってきてくれた手持ち花火を仲良くやっていた。



「希子ちゃん、種ついてる」
「え、ほんと?」
「ん、ここ」
「っ、ちょっ、ほんとは種ついてなかったでしょ!?」


突然頬にキスをされ熱いそこを手で押さえれば、ニコニコと笑ってる良平さんの横顔が見れて綺麗だなって。


「うん、可愛いからつい」
「うっ、良平さんこそかっこいい」
「っ、て、照れるね」
「やめましょう」
「やだやめない。可愛いもん」
「んもー!!」
「あはは!!」


今年の夏も楽しくなりそうだ。






END