涼「俺の美月を…侮辱するな」

兼久「え?」

仁「は?」

未了「(涼ちゃんの美月ちゃんじゃないけどなー)」

涼「美月は、美月は、世界でいや、宇宙一中身も外見もキレイな女だ」

凛「…べた惚れだね」

涼「べた惚れ?違うね…愛してるんだ。美月がいるから、生きている。美月がいるから呼吸できる。…美月が死んだら、俺も死ぬ。」

ーー狂ってる

涼「美月は、麻薬のような人間だ。美月を好きになったら、美月の全てに魅了される。Nのあいつらも、美月に魅了されたんだろう。美月はーー暗闇に咲く華だ。美月は、闇を持たない…純白を持つ。」

海「へー、暗闇に咲く華、ね。涼は、美月に彼氏がいるって知ってた?」

涼「うん。でも、美月に彼氏がいようと関係ないよ?ーー奪うだけだからね。」

未了「(奪うだけね…じゃあ、僕もーと。)」

詩織「ね、ねぇ、凛が、怖いから、は、はや、く(なんなのよ!あの、美月とかいう女!あんな平凡な女、私より大して可愛くもないのに、なんでよ!涼くんは、私には惚れてないのに、あの平凡女には…なんでよ!!あと、Nのあの2人、かっこよかったわねーほかの人も、かっこいいのかしら?フフ、次のターゲットにしようかしらね。ウフフフフ)」

ーー彼たちは知らない。美月という少女に心を奪われているということを。そして、止まっていた歯車が、動き、狂い始めることをーー