魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

ずっと違和感があった。夜明さんは全部知っているみたいな話し方をする時があるから。


何を知っているのか具体的なことはわからないけど……何かあるということはバレているみたいだと気づく。


だけどそのうえで、今は聞かないでいてくれる夜明さんから優しさと愛情を感じた。


「ありがとうございます……」


この体勢、とっても恥ずかしいけど……すごく暖かい。


「挨拶も、荷造りも……全部ありがとうございました」


「礼を言うのは俺のほうだ」


夜明さんのほう……?


お礼を言われるようなことはないはずだから、夜明さんを見て首をかしげた。


「俺の元に来てくれて、ありがとう」


私におくられたのは、想定外の言葉。


そんなことでお礼を言われるなんて……。


「後悔はさせない」