もし本当にアメリアがリースとの婚約を解消したくないと言っていたとしても、それはふたりの問題である。関係があるのは、せいぜいリースの恋人くらいだ。
それなのに、ただ悪い噂が流れている相手というだけで、ここまで酷いことができるものなのか。
権力には重い責任が伴う。それを理解していない者に、王族の妻は務まらない。
そう言っていたユリウスの言葉は、間違いなく正しかった。
(こういうのも、あとで婚約破棄のための証拠として突きつけられるのかしら……)
少しだけ残っていたエミーラに対する罪悪感は、もはや跡形もなく消えている。
せいぜい派手に婚約破棄されてほしい。
溜息をつきながら、アメリアは中庭まで歩いていく。
水の中に沈んでいるのは、間違いなく自分のバッグだ。
迷うことなく大きな噴水の中に手を入れて、それを拾い上げた。
それなのに、ただ悪い噂が流れている相手というだけで、ここまで酷いことができるものなのか。
権力には重い責任が伴う。それを理解していない者に、王族の妻は務まらない。
そう言っていたユリウスの言葉は、間違いなく正しかった。
(こういうのも、あとで婚約破棄のための証拠として突きつけられるのかしら……)
少しだけ残っていたエミーラに対する罪悪感は、もはや跡形もなく消えている。
せいぜい派手に婚約破棄されてほしい。
溜息をつきながら、アメリアは中庭まで歩いていく。
水の中に沈んでいるのは、間違いなく自分のバッグだ。
迷うことなく大きな噴水の中に手を入れて、それを拾い上げた。



