でも今の彼は、こんなものは見たくもないだろう。
無駄になってしまうと思っていた資料を、サルジュはこんなにも喜んでくれる。
(リース。小麦の成長具合を詳しく知りたいって言っていたのに……)
こうなってしまった以上、もう彼に未練はない。けれど過去の楽しかった記憶を捨てるのは容易ではなかった。
思わず涙が滲みそうになって俯いてしまう。
「アメリア?」
心配そうに名前を呼ばれて、慌てて笑顔を作る。
「私が書いたものですので、あまり正確ではないかもしれませんが」
「いや、とても助かるよ。ありがとう」
「明日お持ちしますね。あの、どちらに提出すれば良いですか?」
やはりこの生徒会室だろうか。
そう思って尋ねたが、サルジュの返答は違っていた。
「いや、放課後になったら君のクラスまで取りに行くよ。直接聞きたいこともあるかもしれない」
「え、私のクラスにですか?」
無駄になってしまうと思っていた資料を、サルジュはこんなにも喜んでくれる。
(リース。小麦の成長具合を詳しく知りたいって言っていたのに……)
こうなってしまった以上、もう彼に未練はない。けれど過去の楽しかった記憶を捨てるのは容易ではなかった。
思わず涙が滲みそうになって俯いてしまう。
「アメリア?」
心配そうに名前を呼ばれて、慌てて笑顔を作る。
「私が書いたものですので、あまり正確ではないかもしれませんが」
「いや、とても助かるよ。ありがとう」
「明日お持ちしますね。あの、どちらに提出すれば良いですか?」
やはりこの生徒会室だろうか。
そう思って尋ねたが、サルジュの返答は違っていた。
「いや、放課後になったら君のクラスまで取りに行くよ。直接聞きたいこともあるかもしれない」
「え、私のクラスにですか?」



