目の前にいた令嬢がまだ湯気の立つ熱い紅茶の入ったカップを、アメリア目掛けて落としてきたときはさすがに驚いた。
「!」
反射的に目を瞑って衝撃に備える。
けれどいつまで待っても、覚悟していた熱い紅茶が浴びせられることはなかった。代わりに、誰かの腕にしっかりと守られている。
「アメリア、無事か?」
「あ……」
庇ってくれた腕がすぐに離れたのは、ここが公共の場であることと、アメリアに婚約者がいることを考慮してくれたのだろう。
けれどアメリアは、咄嗟に庇ってくれたその腕に縋りついていた。
「サルジュ様! どうしてこんな……」
アメリアが被るはずだった紅茶は、庇ってくれた彼の腕にかけられている。
一般生徒と違って王族の制服には、刃さえ通さない守護魔法が掛けられている。
「!」
反射的に目を瞑って衝撃に備える。
けれどいつまで待っても、覚悟していた熱い紅茶が浴びせられることはなかった。代わりに、誰かの腕にしっかりと守られている。
「アメリア、無事か?」
「あ……」
庇ってくれた腕がすぐに離れたのは、ここが公共の場であることと、アメリアに婚約者がいることを考慮してくれたのだろう。
けれどアメリアは、咄嗟に庇ってくれたその腕に縋りついていた。
「サルジュ様! どうしてこんな……」
アメリアが被るはずだった紅茶は、庇ってくれた彼の腕にかけられている。
一般生徒と違って王族の制服には、刃さえ通さない守護魔法が掛けられている。



