「……サルジュ様」
気遣ってくれたのだと思うと嬉しくて、思わず笑みを浮かべていた。
「不自由をさせてすまない。だが、もう手放すことはできない」
自由を奪ってしまうことを謝罪しながらも、サルジュの手はアメリアを離さない。
「サルジュ様。私は今の方が幸せです。ですから謝らないでください」
たしかに、領地にいた頃は自由な生活だった。朝起きてから、今日の予定を決めていたこともある。
懐かしいと思う。
でも、あの頃に戻りたいとは思わない。
懐かしい自由な生活に戻っても、傍にサルジュがいなければ意味がない。
アメリアの返答に、サルジュは嬉しさと後悔が入り混じったような、複雑な顔をしていた。
「私はこの花と同じだ。アメリアがいないと、枯れてしまうだろう」
そうして、そう小さく呟いた。
魔力で満たされていないと枯れてしまう、この幻の花のようだと。
「それは私も同じです。だから、傍に置いてください」
互いの思いを確かめ合い、手を握ったまま白い花を見つめた。
どのくらいそうしていたのだろう。
ふと気が付くと、周囲が薄暗くなってきた。
気遣ってくれたのだと思うと嬉しくて、思わず笑みを浮かべていた。
「不自由をさせてすまない。だが、もう手放すことはできない」
自由を奪ってしまうことを謝罪しながらも、サルジュの手はアメリアを離さない。
「サルジュ様。私は今の方が幸せです。ですから謝らないでください」
たしかに、領地にいた頃は自由な生活だった。朝起きてから、今日の予定を決めていたこともある。
懐かしいと思う。
でも、あの頃に戻りたいとは思わない。
懐かしい自由な生活に戻っても、傍にサルジュがいなければ意味がない。
アメリアの返答に、サルジュは嬉しさと後悔が入り混じったような、複雑な顔をしていた。
「私はこの花と同じだ。アメリアがいないと、枯れてしまうだろう」
そうして、そう小さく呟いた。
魔力で満たされていないと枯れてしまう、この幻の花のようだと。
「それは私も同じです。だから、傍に置いてください」
互いの思いを確かめ合い、手を握ったまま白い花を見つめた。
どのくらいそうしていたのだろう。
ふと気が付くと、周囲が薄暗くなってきた。



