「ああ、君か。何だか君とは縁があるようだね」
それなのにサルジュはまったく気にした様子もなく、むしろアメリアだと知ると嬉しそうにそんなことを言う。
そして地面に座り込んだままのアメリアに手を差し伸べようとして、顔を顰めた。
「……ッ」
右手首を押さえているので、転んだときに痛めてしまったのかもしれない。
アメリアは青ざめた。自分の不注意で王族に怪我を負わせてしまったら、間違いなく不敬により罰せられる。
彼の傍にいた側近らしき男子生徒が、慌てた様子で彼の手を取る。
「殿下、酷く痛みますか?」
「いや、少し捻っただけだろう。たいしたことはない。それより」
サルジュは地面に座り込み、蒼白な顔をしているアメリアに視線を移す。
「彼女を立たせてやってほしい」
「……」
アメリアを押さえつけていたロイと呼ばれた男子生徒と、サルジュの傍にいる男子生徒は、互いに顔を見合わせている。
それなのにサルジュはまったく気にした様子もなく、むしろアメリアだと知ると嬉しそうにそんなことを言う。
そして地面に座り込んだままのアメリアに手を差し伸べようとして、顔を顰めた。
「……ッ」
右手首を押さえているので、転んだときに痛めてしまったのかもしれない。
アメリアは青ざめた。自分の不注意で王族に怪我を負わせてしまったら、間違いなく不敬により罰せられる。
彼の傍にいた側近らしき男子生徒が、慌てた様子で彼の手を取る。
「殿下、酷く痛みますか?」
「いや、少し捻っただけだろう。たいしたことはない。それより」
サルジュは地面に座り込み、蒼白な顔をしているアメリアに視線を移す。
「彼女を立たせてやってほしい」
「……」
アメリアを押さえつけていたロイと呼ばれた男子生徒と、サルジュの傍にいる男子生徒は、互いに顔を見合わせている。



