震える両手を握りしめて彼の言葉を待つアメリアに、サルジュは優しく微笑んだ。
「最初は、困っている君を助けたいと思っていた。次にレニア伯爵家の令嬢であること知り、魔法や作物にも詳しかったから、友人になることができればと思った。でも以前、私の助手は疲れるだろうと聞いたことを覚えているだろうか」
「はい」
アメリアは頷く。
あれは、特Aクラスの試験を受けるために、推薦状を書いてもらう話をしていたときのことだ。
「アメリアは私の役に立てて嬉しいと、魔法の話をするのが楽しいと言ってくれた。そんなことを言われたのは初めてだった。あのときから、私はアメリアに惹かれていた」
そっと手を握られる。
さっきまで手を繋いで走っていたはずなのに、伝わる温もりに泣き出しそうになる。
「エスト兄上やユリウス兄上と違い、私は王族に残ることになるだろう。アメリアは、王族の妻になってくれるだろうか」
「……っ」
「最初は、困っている君を助けたいと思っていた。次にレニア伯爵家の令嬢であること知り、魔法や作物にも詳しかったから、友人になることができればと思った。でも以前、私の助手は疲れるだろうと聞いたことを覚えているだろうか」
「はい」
アメリアは頷く。
あれは、特Aクラスの試験を受けるために、推薦状を書いてもらう話をしていたときのことだ。
「アメリアは私の役に立てて嬉しいと、魔法の話をするのが楽しいと言ってくれた。そんなことを言われたのは初めてだった。あのときから、私はアメリアに惹かれていた」
そっと手を握られる。
さっきまで手を繋いで走っていたはずなのに、伝わる温もりに泣き出しそうになる。
「エスト兄上やユリウス兄上と違い、私は王族に残ることになるだろう。アメリアは、王族の妻になってくれるだろうか」
「……っ」



