「え? 待って、ちょっと待って!」
馬車を降りた途端、アメリアはサルジュの手を取って走り出した。
相手は鍛えられた騎士だ。すぐに追いつかれることはわかっていた。
でもユリウスが何とかしてくれるだろう。彼には事前に相談して、許可を得ている。
カイドが一緒では、たとえ休んだほうがいいと言っても、サルジュは休もうとしない。彼が気を抜くのは、家族とアメリアの前でだけだ。カイドには悪いことをしたが、今頃ユリウスがフォローしてくれているだろう。
研究所ではなく学園に向かったアメリアは、そのまま空いている自習室の中に逃げ込む。
「アメリア、何を」
まったく抵抗せずにここまで連れてこられたサルジュが、部屋に押し込められてようやくそう尋ねる。
「少しお疲れの様子でしたので、今日はお休みをしていただこうと思いました」
休むだけなら、わざわざ学園に来なくてもよかった。
馬車を降りた途端、アメリアはサルジュの手を取って走り出した。
相手は鍛えられた騎士だ。すぐに追いつかれることはわかっていた。
でもユリウスが何とかしてくれるだろう。彼には事前に相談して、許可を得ている。
カイドが一緒では、たとえ休んだほうがいいと言っても、サルジュは休もうとしない。彼が気を抜くのは、家族とアメリアの前でだけだ。カイドには悪いことをしたが、今頃ユリウスがフォローしてくれているだろう。
研究所ではなく学園に向かったアメリアは、そのまま空いている自習室の中に逃げ込む。
「アメリア、何を」
まったく抵抗せずにここまで連れてこられたサルジュが、部屋に押し込められてようやくそう尋ねる。
「少しお疲れの様子でしたので、今日はお休みをしていただこうと思いました」
休むだけなら、わざわざ学園に来なくてもよかった。



