「領地ではいつもひとりで出歩いていましたので、ついその癖が抜けなくて……」
「ひとりで?」
「はい。畑の水遣りなど手伝っていましたから」
「ひとりなら、実験も採集も制限なくできるな。特に土壌調査は、一日分のデータだけでは意味がない。それに……」
「サルジュ様は駄目ですよ。危険ですから」
リース以外にも帝国の手の者が、この国に忍び込んでいるかもしれないのだ。慌ててそう忠告する。彼なら本当に、ひとりでふらりと出かけてしまいそうだ。
「リースが何を言っていたのか、聞かせてもらってもいいだろうか」
そう言われ、姿勢を正してすべてを話す。
「はい。私を連れてベルツ帝国に行けば、向こうで爵位がもらえると言っていました。何でも、水魔法と土魔法の魔導師を欲しているようで」
「……水と土。あの噂は本当だったのか」
どうやら以前から、そんな噂はあったようだ。
「ひとりで?」
「はい。畑の水遣りなど手伝っていましたから」
「ひとりなら、実験も採集も制限なくできるな。特に土壌調査は、一日分のデータだけでは意味がない。それに……」
「サルジュ様は駄目ですよ。危険ですから」
リース以外にも帝国の手の者が、この国に忍び込んでいるかもしれないのだ。慌ててそう忠告する。彼なら本当に、ひとりでふらりと出かけてしまいそうだ。
「リースが何を言っていたのか、聞かせてもらってもいいだろうか」
そう言われ、姿勢を正してすべてを話す。
「はい。私を連れてベルツ帝国に行けば、向こうで爵位がもらえると言っていました。何でも、水魔法と土魔法の魔導師を欲しているようで」
「……水と土。あの噂は本当だったのか」
どうやら以前から、そんな噂はあったようだ。



